■会場内のコンビニ店内で「未来社会の買い物体験」が可能に
アスカネット<2438>(東証グロース)は4月17日、小安く始まったが次第に値を上げて後場寄り後には5%高に迫る447円(20円高)まで上げ、トランプ関税に端を発して全体相場が急落した後の回復相場で高値に進んでいる。13日に開幕した大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)のコンビニ店内で同社の空中ディスプレイパネル『ASKA3D』を活用した「デジPOS」(空中ディスプレイ技術を採用したキャッシュレスセルフレジ)が使われており、各国パビリオン内の展示物とは別の視点で注目を集めているようだ。4月8日には業績予想の下方修正を発表したが、その前につけた7日の安値を割り込まなかった。株価は業績動向を消化済みだったと受け止められている。
『ASKA3D』を活用した「デジPOS」は、万博会場内の「セブン-イレブン西ゲート店」に設置されている。営業時間は午前9時から午後9時までで、店舗の休業日はなし。同店では、万博が掲げる「未来社会の共創」や「新たなアイデアの創造・発信」といったコンセプトのもと、「環境」「商品」「買い物体験」の3つの視点で未来に向けた新たな取り組みが行われている。その「買い物体験」の一つとして、『デジPOS』の利便性が同店舗で実際に体験できる形だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)