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Siden sist oppdatert: 12. februar 2025

Glossary

#

51%攻撃

グループがマジョリティのノードのコントロールを獲得するタイプの攻撃。これによって、イーサリアムのプルーフ・オブ・ステークでトランザクションの取り消しや、Etherや他のトークンの二重支払いをブロックチェーンで行う詐欺行為が可能になります。

この攻撃は、ステーキングされている全Etherの半分以上を獲得することで達成できます。攻撃者は、どの新しいブロックをブロックチェーンに追加するかを決定できるようになります。 ただし、攻撃者がチェーンで取り消しを行ったり、二重支払いするにはステーキングされたEtherの少なくとも66%が必要になります。

A

アカウント

イーサリアムアカウントは、イーサリアムブロックチェーン上にあるデジタルのアイデンティティです。ユーザーにイーサを送金したり、受け取ったり、スマートコントラクトとやり取りができます。

技術的説明:
アドレス、残高、ノンス、オプションストレージとコードを含むオブジェクトです。アカウントは、コントラクトアカウントと外部所有口座(EOA)があります。

アドレス

イーサリアムアドレスは、トークンを受け取るための固有の識別子で、仮想通貨の銀行口座番号に似ています。イーサリアムアカウントの特定に使われます。

これは、ECDSA公開鍵のKeccakハッシュの右端160ビットです。

アプリケーション・バイナリ・インターフェイス(ABI)

スマートコントラクトに含まれる関数と変数を定義するJSONファイル。ABIでバイトコードを人間が読める形式にマッピングできます。

シビル耐性

インターネットで同時に多数のユーザーになりすますのを阻止する方法で、各ユーザーが実在し、別個の人物であることを保証します。 これにより、オンラインでのやり取りを公平かつ正直に保つことができます。

アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)

アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)は、ソフトウェア部品の使用方法を定義したセットです。APIは、アプリケーションとWebサーバーの間に位置し、その間のデータ転送を容易にします。

APR

APR(実質年率)は、金利と手数料を含む借入金の年間コストを反映したものです。

ASIC

アプリケーションに特化した集積回路。これは通常、暗号通貨マイニング用にカスタマイズして開発された集積回路を指します。

アサート(assert)

Solidityでは、`assert(false)`が `0xfe`にコンパイルされ、これは無効なオペコードです。これにより、残りの全ての ガスを消費して、変更の全てが取り消されます。 `assert()` 文が失敗している時は、何か大きな間違いがあるか、予期しないことが起こっており、コードを修正する必要があります。`assert()` は、絶対に起こるべきではない条件を避ける場合に使います。 スマートコントラクトのセキュリティで詳細をご覧ください

アテステーション

エンティティによる何かが真であるという主張です。イーサリアムのコンテクストでは、コンセンサスのバリデータは、チェーンの状態がどのようなものであると信じているかについて主張する必要があります。 各バリデータは、指定された時間に、最後にファイナライズされたチェックポイントやチェーンの現在の先頭など、チェーンに対するこのバリデータの見解を正式に宣言するさまざまなアテステーションを発行する責任があります。 アテステーションの詳細をご覧ください

B

ベースフィー

ブロックには、「ベースフィー」と呼ばれる最低価格があります。これは、最小限のガスフィーであり、ユーザーは次のブロックのトランザクションに含めなければなりません。ガスとフィーで詳細をご覧ください。

ビーコンチェーン

ビーコンチェーンは、プルーフ・オブ・ステークバリデータをイーサリアムに導入したブロックチェーンでした。2020年12月からは、プルーフ・オブ・ワークのイーサリアムメインネットで同時に稼働していました。2022年9月に2つのチェーンがマージされ、今のイーサリアムになりました。ビーコンチェーンで詳細をご覧ください

ビッグエンディアン

数値の位取り表現で、最上位の桁がメモリの最初になります。リトルエンディアンは逆で、最下位の桁がメモリの最初になります。

ブロック

ブロックは、トランザクションすなわちデジタルアクションが保存される場所です。ブロックがいっぱいになると、前のブロックにリンクされ、ブロックの連鎖すなわちブロックチェーンを作成します。 ブロックで詳細をご覧ください

ブロックは、順序付けされたトランザクションとコンセンサス関連情報のリストを含みバンドル化した情報の単位です。ブロックは、プルーフ・オブ・ステークのバリデータによって提案され、その時点においてブロックはピアツーピアネットワーク全体で共有されます。また、他のノードによって、それぞれ簡単に検証することができます。コンセンサスルールで、ブロックのどのコンテンツが有効であると見なされるかを管理し、無効なブロックはネットワークで無視されます。これらのブロックとトランザクションの順序付けによってネットワークの現在の状態を表す終端を持つ決定論的イベントのチェーンが作成されます。

ブロックエクスプローラー

ユーザーがブロックチェーンに関する情報を検索できるインターフェース。個々のトランザクション、特定のアドレスに関連するアクティビティ、ネットワークに関する情報の検索を含みます。

ブロックヘッダ

ブロックヘッダは、ブロックに関するメタデータと、実行ペイロードに含まれるトランザクションの概要をまとめたもの。

ブロック伝播

検証済みのブロックをネットワーク上の他のすべてのノードに送信するプロセス。

ブロック提案者

特定のスロットにブロックを作成するために選ばれた特殊なバリデータ。

ブロック報酬

新たな有効ブロック提案者に報酬として支払われるEtherの量。

ブロックステータス

ブロックが存在できる状態です。考えられる状態は次の通りです。

  • 提案済み: バリデータによって提案されたブロック
  • スケジュール済み: バリデータがデータを提出している
  • 見逃し/スキップ済み: 提案者が有効時間以内にブロックを提案しなかった
  • 孤立した: フォーク選択アルゴリズムによってブロックが再編成された

ブロックタイム

ブロックがブロックチェーンに追加される時間間隔。

ブロックバリデーション

新しいブロックに有効なトランザクションと署名が含まれていることを確認するプロセスで、最も重い履歴チェーン(履歴のなかでもっともアテステーションが蓄積したチェーン)に構築されます。また、他のすべてのコンセンサスルールにも従います。有効なブロックは、チェーンの先頭に追加され、ネットワーク上の他のブロックに伝播されます。 無効なブロックは無視されます。

ブロックチェーン

ブロックチェーンは、ネットワーク内のコンピューターの全てで共有され複製されるトランザクションのデータベースで、過去のデータが変更されないことを確実にします。

連続したブロックがそれぞれ前のブロックのハッシュを参照することにより、始まりのブロックに至るまで、前のブロックにリンクしています。ブロックチェーンの完全性は、プルーフ・オブ・ステークベースのコンセンサスメカニズムを使用して暗号経済的に確保されています。詳細はブロックチェーンとは何かをご覧ください。

ブートノード

あるノードの実行時に、検出プロセスを開始するために使用するノードです。ブートノードによって、新しいノードを他に存在しているノードに「引き合わせる」ことができ、最初のピアを検索しなければならない場合よりも、迅速にピアを見つけることが出来ます。これらのブートノードのエンドポイントは通常、イーサリアムクライアントのソースコードで提供されています。一方で、ユーザーが独自にブートノードのリストを与えることも可能です。

ブリッジ

ブロックチェーンブリッジは、1つのブロックチェーンネットワークから他のブロックチェーンに資産を送信するために使われます。例えば、ETHをイーサリアムのメインネットからより安いレイヤー2のスケーリングソリューションのネットワークに送信できます。

バイトコード

EVMで効率的に実行できるように、コンパクトな数値形式で表現されたコードです。

ビザンチウムフォーク

メトロポリス開発段階の2つのハードフォークのうちの1つです。これには、EIP-649のメトロポリス難易度爆弾遅延とブロック報酬の減額が含まれており、氷河期は1年延期になり、ブロック報酬は5ETHから3ETHに減少しました。

C

キャスパーFFG

キャスパーFFGは、LMD-GHOSTフォーク・チョイス・アルゴリズムと組み合わせて実行されるプルーフ・オブ・ステーク(PoS)コンセンサスプロトコル。コンセンサスクライアントによるビーコンチェーン先頭への合意を完了させます。

チェックポイント

ビーコンチェーンには、スロット(12秒)とエポック(32スロット)に分割されたテンポがあります。バリデータのスーパーマジョリティが2つのチェックポイント間のリンクを証明すると、正当化され、その上に別のチェックポイントが正当化されると、ファイナライズとなります。

コンパイル

高レベルのプログラミング言語(Solidityなど)で書かれたコードを低レベルの言語(EVMのバイトコードなど)に変換すること。詳細はスマートコントラクトのコンパイルをご覧ください

委員会

各スロットでブロックを検証するように割り当てられた最小で128のバリデータのグループです。アテステーションに同意する委員会内のバリデータの1つにアグリデータがあり、委員会内の他のすべてのバリデータの署名を集約する役割があります。同期委員会と混同しないようにしてください。

計算不可能

あるプロセスを実行しようと思ったどの人にとっても、非現実的にとても長い時間(たとえば数十億年)かかる場合、計算不可能となります。

コンセンサスの方法

ネットワークのコンピュータの3分の2超が同じ記録のセットを持っていることに同意し、皆の見解が一致していることが確実な状態を意味します。これは、彼らが従うルールに関するものではなく、全体が同じ情報を持っていることを確認するものです。

コンセンサスクライアント

コンセンサスクライアント(Prysm、Teku、Nimbus、Lighthouse、Lodestarなど)は、イーサリアムのプルーフ・オブ・ステークコンセンサスアルゴリズムを実行し、ネットワークのビーコンチェーンの先頭に関する合意に達することを可能にします。コンセンサスクライアントは、トランザクションの検証やブロードキャストや状態遷移の実行には参加しません。これらは、実行クライアントによって行われます。コンセンサスクライアントは、ブロックのの証明や提案もしません。これらは、コンセンサスクライアントのオプションのアドオンであるバリデータクライアントによって行われます。

コンセンサスレイヤ

イーサリアムのコンセンサスレイヤは、コンセンサスクライアントのネットワークです。

コンセンサスルール

他のノードとコンセンサスを維持するためにフルノードが従うブロックの検証ルールです。 コンセンサスと混同しないようにご注意ください。

コンスタンティノープルフォーク

メトロポリスステージの2番目のパートです。当初は、2018年半ばを予定していました。他の変更も含めたプルーフ・オブ・ワークプルーフ・オブ・ステークのハイブリッドなコンセンサスアルゴリズムへの変更を含むことを予定していました。

コントラクトアカウント

他のアカウント(EOA)またはコントラクトからトランザクションを受け取るたびに実行されるコードを含むアカウント。

契約作成取引

コントラクトの初期化コードを含む特別なトランザクション。受取人(recipient)に「null」がセットされ、コントラクトはユーザーアドレスと「nonce」から生成されたアドレスにデプロイされることでイーサリアムのブロックチェーンに登録されます。

暗号技術

通信とデータをコードを使用して保護する手法です。これにより、情報の対象者だけが読み取って処理することができます。
暗号化(読み取り可能な情報を読み取り不可能な形式に変換)する技術と復号化(読み取り可能な形式に復元)する技術が含まれています。

クリプトエコノミクス

安全で信頼のおけるデジタルプラットフォームを設計するための数学的原理および経済的原理の学問です。ゴールは、すべての参加者がルールに従い、ネットワークのセキュリティと運用への貢献に対して報酬を受け取ることを保証することです。

D

Đ

Đ(ストロークのあるD)は、古英語、中英語、アイスランド語、フェロー語で使われており、大文字の「Eth」を表すために使用されます。ĐEV や Đapp (分散型アプリケーション) などの単語で使われる場合、Đは北欧文字の「eth」です。 大文字のeth (Ð) は、暗号通貨Dogecoinを表すためにも使われています。古いイーサリアムの文献ではよく使われていましたが、現在ではあまり使用されていません。

DAG

DAGは、有向非巡回グラフ(Directed Acyclic Graph)の略です。ノードとノード間のリンクで構成されるデータ構造です。DAGは、マージの前のイーサリアムのプルーフ・オブ・ワークアルゴリズムであるEthashで使用されていました。ただし、プルーフ・オブ・ステークでは、使用されていません。

分散型アプリケーション(Dapp)

dAppは、分散型アプリケーションでブロックチェーンネットワーク上で稼働しており、中央当局なしでサービスを提供します。詳細は、分散型アプリケーションをご覧ください。
dAppには、少なくともウェブインターフェースに接続されたスマートコントラクトがあります。また、多くのdAppには、分散型ストレージやメッセージプロトコル、プラットフォームが含まれています。

データの可用性

どのノードであってもシステム内で透明性と信頼を維持するためにブロックチェーン上のトランザクションを独立して検証できます。

分散化

プロセスの制御と実行を中央組織から移行するという概念です。

自律分散型組織(DAO)

DAOは、デジタル組織でブロックチェーン上にコード化されたルールによって運営されます。決定は、中央当局ではなくメンバーの投票で行われます。詳細は、分散型自律組織(DAO)をご覧ください。
各メンバーの投票権は、たいてい保有するトークン数に結び付けられています。DAOでは、意思決定と運営を民主化することを目指しており、透明性とコミュニティのガバナンスに重点を置いています。

分散型取引所(DEX)

ネットワークのピアとトークンをスワップできるイーサリアムのアプリの一種。DEXは、中央集権的な取引所のような地理的制約にさらされません。誰でも参加することができます。

デポジットコントラクト

イーサリアムでステーキングをするゲートウェイです。デポジットコントラクトは、イーサリアム上にあるスマートコントラクトでETHで入金を受け付け、バリデータの残高を管理します。ETHをこのコントラクトに入金しないとバリデータをアクティベートできません。このコントラクトには、ETHと入力データが必要になります。入力データには、バリデータの公開鍵、バリデータの秘密鍵で署名された出金用公開鍵を含みます。このデータは、バリデータがプルーフ・オブ・ステークネットワークによって特定および承認されるのに必要になります。

分散型金融(DeFi)

仲介者が不要で、ブロックチェーンに裏付けされた金融サービスを提供すること目的にした幅広いカテゴリーのイーサリアムアプリ。詳細は分散型金融(DeFi)

難易度

プルーフ・オブ・ワークネットワーク内のネットワーク全体の設定です。有効なノンスを見つけるために必要な平均計算量をコントロールします。難易度は、有効であるとみなされるためのブロックハッシュの結果の先頭からのゼロの数で表されます。プルーフ・オブ・ステークへの移行以来、イーサリアムにおいて、この概念は廃止されました。

難易度爆弾

プルーフ・オブ・ワーク(PoW)難易度設定を計画的に急激に上げること。プルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行を促す目的で、フォークの機会を減らすために設計されました。難易度爆弾は、マージ後に廃止されました。

電子署名

ユーザーが秘密鍵を利用してドキュメントを生成する短い文字列で、対応する公開鍵、署名、ドキュメントを持つ人は誰でも、(1)秘密鍵の所有者によってドキュメントに「署名」がなされたこと、(2) 署名後にドキュメントが変更されていないことを検証できます。

ディスカバリー(Discovery)

イーサリアムノードが接続する他のノードを見つけるプロセス。

分散ハッシュテーブル(DHT)

`(key, value)`ペアを含むデータ構造で、イーサリアムノードが接続するピアの特定と、通信に使用するプロトコルを決定するために使用されます。

二重支払い

意図的なブロックチェーンフォークで、十分な量のマイニングパワーまたはステークを持つユーザーが、ある通貨をオフチェーンに移動するトランザクションを送信し (例: 不換紙幣に交換する、オフチェーンで購入するなど)、そのトランザクションを削除するためにブロックチェーンを再編成すること。攻撃者が二重支払いに成功するとオンチェーンとオフチェーンの両方に資産を残すことができます。

E

楕円曲線デジタル署名アルゴリズム (ECDSA)

イーサリアムで使われている暗号アルゴリズムで、所有者のみ資金を使用できることを確実にします。公開鍵と秘密鍵の作成に推奨される方法です。アカウントのアドレス生成とトランザクションの検証に関連しています。

暗号化

暗号化とは、正しい復号化キーを持つ所有者以外は読めない形式に電子データを変換すること。

エントロピー

暗号技術の分野において、予測可能性の欠如またはランダム性のレベルを表します。秘密鍵などの秘密情報を生成する場合において、アルゴリズムは、通常は高いエントロピーにのソースに依存することで、出力が予測できないことを確実にしています。

エポック

32スロットの期間であり、各スロットは12秒なので、エポックは6.4分間です。バリデータ委員会は、セキュリティ上の理由によりエポック毎にシャッフルされます。各エポックでチェーンがファイナライズされる機会があります。各バリデータには、各エポックの開始ごとに新しい役割が割り当てられます。詳細はプルーフ・オブ・ステークをご覧ください。

曖昧度

お互いに矛盾する2つのメッセージを送るバリデータ。簡単な例としては、トランザクションの送信者が同じノンスで2つのトランザクションを送信すること。もう1つの例としては、同じブロック高(または同じスロット)で2つのブロックを提案するブロック提案者。

Eth1

「Eth1」は、プルーフ・オブ・ワークのブロックチェーンにあるメインネットのイーサリアムを指す用語です。この用語は「実行レイヤ」という言葉が好まれるようになってから廃止されました。詳細は名前変更について(opens in a new tab)をご覧ください。

Eth2

「Eth2」は、一連のイーサリアムのプロトコルアップグレードを指す用語です。イーサリアムトランザクションのプルーフ・オブ・ステークへの移行も含みます。この用語は、「コンセンサスレイヤ」という用語が好まれるようになってから廃止されました。詳細は名前変更について(opens in a new tab)をご覧ください。

イーサリアム改善提案 (EIP)

イーサリアムコミュニティに情報を提供するための設計文書。提案された新機能やプロセス、環境について説明しています(詳細はERC)。詳しくはイーサリアム改善提案(EIP)入門をご覧ください。

イーサリアム名サービス(ENS)

イーサリアム名サービス(ENS)は、イーサリアムアドレスにおけるインターネット電話帳のようなものです。長いウォレットアドレスの代わりに、ENSで「john.eth」のような簡単な名前を使うことができ、これでデジタルマネーや資産を送信したり、受け取ったりできます。

技術的説明:
ENSレジストリは、EIP-137に記述されているように、ドメイン名から所有者およびリゾルバーへのマッピングを提供する単一の中央コントラクトです。詳細はens.domains(opens in a new tab)をご覧ください。

実行クライアント

Besu、Erigon、Go-Ethereum(Geth)、Nethermindなどの実行クライアント(旧「Eth1クライアント」)は、トランザクションの処理やブロードキャストおよびイーサリアムの状態を管理します。イーサリアム仮想マシンを使って各トランザクションの計算を実行し、プロトコルのルールに従っていることを確実にします。

実行レイヤー

イーサリアムの実行レイヤは、実行クライアントのネットワークです。

外部所有口座 (EOA)

外部所有アカウント(EOA)は、最も一般的なタイプのイーサリアムアカウントです。秘密鍵またはリカバリーフレーズを通して人が管理します。詳細はイーサリアムウォレットをご覧ください。

イーサリアム・リクエスト・フォー・コメント (ERC)

ERC(イーサリアム・リクエスト・フォー・コメント)は、イーサリアムコミュニティで使われる技術文書の一種で、イーサリアムネットワークの新しい使用基準を提案するものです。

新しいトークン標準(トークンで使われるERC-20やNFTに使用されるERC-721など) を含む幅広いトピックをカバーします。

ERC-20

ERC-20は、イーサリアムネットワーク上のほとんどのトークンが作成するのに使っている標準です。
人気のある例としては、DAIやUSDCなどのステーブルコイン、UniswapのUNIなどの取引所トークンがあります。従来のシステムで使用されているあらゆる形式の代替通貨に似ています。 例えば、特典ポイント、クレジットシステム、株などです。

ERC-721

NFT(非代替トークン)は、ERC-721と呼ばれる標準的なルールセットを使用して作成されます。
NFTトークンは、デジタルアートやコレクティブルなどのあらゆる固有の所有権を表すことができ、各トークンは特別な特性と値を持っています。それぞれのNFTは固有なため、簡単に他のNTFと区別できます。

ERC-1155

ERC-1155は、新しいタイプのイーサリアムトークン標準でNFT(固有の収集可能アイテムなど)に似ており、単一のスマートコントラクト内で交換可能なアイテム(通貨など)を作成することができます。
これにより、特にビデオ ゲームやデジタルコレクションなどのアプリケーションで、色々なタイプのデジタル資産の管理がより簡単かつ効率的になります。

Ethash

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行する前にイーサリアムで使用されていたプルーフ・オブ・ワーク(PoW)のアルゴリズム。詳細をご覧ください。

イーサ

イーサリアムのネイティブの暗号通貨で、通常「ETH」と呼ばれます。イーサリアムエコシステムおよびアプリケーションを使う時に、トランザクションフィーの支払いに使われます。詳細はEtherをご覧ください。

イベント

EVMログ機能の利用を許可します。Dapps では、イベントをリッスンしてユーザーインターフェースのJavaScriptコールバックのトリガーに使用します。詳細はイベントとログをご覧ください。

イーサリアム仮想マシン(EVM)

スタックベースの仮想マシンで、バイトコードを実行します。イーサリアムでは、与えられたバイトコード命令と環境データの小さなタプルによってシステムの状態がどのように変化するかが、実行モデルに明記されています。このことは、仮想状態マシンの形式モデルを通して明記されています。詳細はイーサリアム仮想マシンをご覧ください。

F

フォールバック関数

データや宣言された関数名がない場合に呼び出されるデフォルトの関数のこと。

フォーセット

スマートコントラクトを介して実行されるサービスで、テストネットで使用できる無料のテスト用Etherの形で資金を分配します。

ファイナリティ

ファイナリティは、一連のトランザクションが多大なETHを失わない限り変えられないことを保証します。

Finney

Etherの通貨単位です。1 Finney = 1015 weiとなります。103 Finney = 1 Etherとなります。

フォーク

代替ブロックチェーンの作成を引きおこすプロトコルの変更。

フォーク選択アルゴリズム

ブロックチェーンの先頭を特定するために使われるアルゴリズムです。イーサリアムでは、アテステーションが最も「重い」フォークがチェーンの先頭として特定されます。この「重さ」とは、アテステーションを行ったバリデータの実効残高とアテステーションの数の積です。チェーンの真の先頭は、ステーキングされているイーサが最も投票されたものと言えます。コンセンサスレイヤのフォーク選択アルゴリズムは、 LMD_GHOSTという名前です。

不正証明

特定のレイヤー2ソリューションのセキュリティモデルで、速度を上げるためにトランザクションはバッチの中へロールアップされ、1つのトランザクションとしてイーサリアムへ送信されます。他のネットワーク参加者は、トランザクションを再実行することで正直に実行されていることを確認することができます。投稿されたデータと自身のバージョンとの間に不一致が見つかった場合は、不正行為が行われた場所を示す暗号論的証拠を投稿することができます。一部のロールアップでは、有効性証明を使います。

フロンティア

2015年7月から2016年3月までの間のイーサリアムの最初のテスト開発段階。

G

ガス

ガスは、イーサリアムなどのブロックチェーンでトランザクションやスマートコントラクトにおいて支払う手数料です。 詳細はガスとフィーをご覧ください。

ガスリミット

トランザクションブロックが消費するガスの上限。

ガス代

トランザクションで指定されたガス1単位の価格(Ether)。

始まりのブロック

ブロックチェーンの最初のブロックで、特定のネットワークとその暗号通貨を初期化するために使用されます。

Geth

Go Ethereumとも呼ばれ、Goで開発された最も有名な実装の1つです。geth.ethereum.orgで詳細をご覧ください。(opens in a new tab)

gwei

gigaweiの略称です。 Etherの通貨単位の1つで、 ガス価格を表すのによく使われています。1 Gwei = 109 weiです。109 Gwei = 1 Etherです。

H

ハードフォーク

ブロックチェーンにおける永続的な分岐です。ハードフォーク変更とも呼ばれます。一般的な1つの例として、新しいコンセンサルールに従いアップグレードされたノードによって作られたブロックが、アップグレードしていないノードで検証できない場合に起こります。フォーク、ソフトフォーク、ソフトウェアフォーク、Gitフォークなどと混同しないでください。

ハッシュ

可変サイズの入力を持つ固定長のフィンガープリントで、ハッシュ関数によって生成されます。(keccak-256をご覧ください。)

ハッシュレート

マイニングソフトを実行しているコンピュータが、1秒当たりに計算するハッシュの数。

ホログラフィック・コンセンサス

大きなグループの決議を小さなグループの代表者が投票することによって決める方法。小さなグループが良い仕事をすると信頼している限りにおいて、他の全員は、その決定に従うことに同意します。
一部のオンラインコミュニティで使われており、決定が公正で多数の人々が望んでいることを保証しつつ、あらゆる決議に全員の投票を必要とせずに迅速に決定を下すことができます。

ホームステッド

2016年3月に、ブロック1,150,000でローンチされたイーサリアムの開発第2段階。

I

インデックス

ストレージソースへの効率的なパスを提供することによってブロックチェーン全体からの情報のクエリを最適化するためのネットワーク構造。

統合開発環境 (IDE)

基本的には、コードエディタ、コンパイラ、ランタイム、デバッガーを組み合わせたユーザーインターフェースです。詳細は統合開発環境をご覧ください

不変のデプロイコード問題

一度、 コントラクト (またはライブラリ)のコードがデプロイされると、不変になってしまうこと。標準的なソフトウェア開発の実践では、バグの修正や新しい機能の追加が可能であることに依存しているため、このことはスマートコントラクトの開発において課題となります。詳細は、スマートコントラクトの導入をご覧ください。

内部取引

コントラクトアカウントから別のコントラクトアカウントまたはEOAに送信されるトランザクション(メッセージを参照)。

発行

報酬ブロックの提案、アテステーション、不正の告発に対して新しくEtherを発行すること。

K

鍵導出関数 (KDF)

「パスワード伸長アルゴリズム」としても知られます。キーストア形式で使われており、パスフレーズによる暗号化において、パスフレーズを繰り返しハッシュ化することで総当たり攻撃や辞書攻撃、レインボーテーブル攻撃から保護することができます。

イーサリアムの文脈において鍵はデジタルのコードです。公開鍵はトランザクションを受け取るために使い、秘密鍵は資金にアクセスしたり送信するのに使います。
公開鍵は、自由に共有できます。
秘密鍵は、所有者は秘密にして保持します。

キーストア

各アカウントの秘密鍵とアドレスのペアで、イーサリアムクライアント内の単一のキーファイルとして存在しています。アカウントの暗号化された秘密鍵を含む JSON テキストファイルであり、アカウント作成時に入力したパスワードのみを使って復号化することが可能です。

Keccak-256

イーサリアムで使われている暗号学的 ハッシュ関数です。 Keccak-256は、SHA-3として標準化されています。

L

L1

レイヤー1は、マルチレベルのブロックチェーンネットワークにおいてメインとなるブロックチェーンを指します。例えば、イーサリアムやビットコインは、レイヤー1のブロックチェーンです。多くのレイヤー2のブロックチェーンは、リソースを大量に消費するトランザクションを自身の個別のブロックチェーンにオフロードします。同時に、セキュリティを目的としてイーサリアムやビットコインなどのレイヤー1ブロックチェーンを使います。

レイヤー2

レイヤー2は、トランザクションをより速く、安くするためにイーサリアムのメインネット上に構築されたもう1つのネットワークです。詳細は、レイヤー2をご覧ください。

ライブラリ

コントラクトの特別なタイプです。これは、payable関数を持っていなく、フォールバック関数やデータストレージもありません。そのため、Etherを受け取ったり保持できないだけでなくデータも保存できません。ライブラリは、事前にデプロイされたコードとして、他のコントラクトから読み取り専用で、計算のために呼び出します。詳細はスマートコントラクトライブラリをご覧ください。

ライトクライアント

ブロックチェーンのコピーをローカルに保存しない、またはブロックとトランザクションの検証をしないイーサリアムクライアント。ウォレット機能を提供し、トランザクションの作成やブロードキャストができます。

流動性

流動性とは、資産をどれだけ早くかつ簡単に現金や他の資産に変換できるかということです。Uniswapのような分散型取引所では、複数の流動性プールがあります。そこでは、資産の保有者が資産をデポジットし、トレーダーがそれを報酬と引き替えに分散化された形で売買できます。

流動性トークン

流動性トークン(LST)とは、流動性プールに資産をデポジットした参加者へ発行されるデジタルトークンです。流動性プールは、スマートコントラクトにロックされ、分散型取引所(DEX)でトレーディングを容易にするために使われる資産のコレクションです。
これらのトークンは、参加者のプールのシェアを表し、最初のデポジットにプールのアクティビティによって発生した手数料の一部を加えた形で買い戻すことが出来ます。基本的に流動性トークンは、所有していることの証明の提供や流動性プールのステークとしての機能を担い、保有者が報酬を得ると同時に、他者がさまざまな暗号通貨のペアを効率的にトレードするために必要な流動性を提供します。

LMD-GHOST

イーサリアムのコンセンサスクライアントで使用するフォーク選択アルゴリズムで、チェーンの先頭を識別すします。LMD-GHOSTは、「Latest Message Driven Greediest Heaviest Observed SubTree」の頭字語であり、チェーンの先頭がその歴史の中で アテステーションの最大の蓄積を持つブロックであることを意味します。

M

メインネット画像

「メインネットワーク」の略で、メインの公開イーサリアム ブロックチェーンを指します。

ガスあたりの最大料金

最大フィーは、ユーザーがブロックにトランザクションを含めるために支払っても良いと考えるガスユニットごとの絶対的な最大料金(Gwei)です。

メルクルパトリシアの木(MPT)

キーと値のペアを効率的に格納するため、イーサリアムで利用されているデータ構造。

マークルルート

マークルルートは、マークルツリーで唯一の最上位ハッシュです。これで、ブロック内のトランザクションのすべてを検証します。

メッセージ

EVMの内部でだけ送信され、シリアライズされることのない内部取引。

メッセージ呼び出し

あるアカウントから別のアカウントへメッセージを渡す動作。行先のアカウントがEVMのコードに関連付けられている場合、VMはそのオブジェクトの状態で起動され、メッセージが処理されます。

最大抽出可能価値 (MEV)

ブロック内のトランザクションを含めたり、除外したり、順序を変更することによって、標準的なブロック報酬やガス代を超えてブロック生成時に抽出できる最大の価値です。最大抽出可能価値 (MEV) についての詳細はこちら

マイニング

ブロックヘッダーを繰り返しハッシュ化するプロセスで、同時にノンスを先頭に任意の2進数のゼロが含まれる結果が表れるまでインクリメントします。プルーフ・オブ・ワークのブロックチェーンに新しいブロックを追加するプロセスです。プルーフ・オブ・ステークに移行する前にイーサリアムが保護されていた方法です。

マイナー

ネットワークのノードで、新しいブロックのために繰り返しパスをハッシュして有効なプルーフ・オブ・ワークを見つけます(詳細はEthashをご覧ください)。マイナーは、イーサリアムがプルーフ・オブ・ステークに移行したときバリデーターに置き換えらたため、現在のイーサリアムにはありません。

ミント

ミントとは、トークンを作成し、使えるように流通させるプロセスです。分散化されたメカニズムにより、中央当局の関与を必要とせずに新しいトークンを作成できます。

マルチシグ

マルチシグ(複数署名)は、トランザクションの実行に複数の署名または承認が必要なデジタルウォレットまたはアカウントで、セキュリティを高めることができます。
従来のような1人の署名だけが承認に必要とされるアカウントと比べるとセキュリティが強化されます。

N

ネットワーク

イーサリアムネットワークのこと。トランザクションやブロックをすべてのイーサリアムノード(ネットワーク参加者)に伝播していくピアツーピアネットワーク。詳細はネットワークをご覧ください。

ネットワークハッシュレート

マイニングネットワーク全体で生成される集合のハッシュレート。イーサリアムのマイニングは、プルーフ・オブ・ステークへ移行した時に停止しました。

ノンファンジブルトークン (NFT)

ノンファンジブルトークン(NFT)は、ブロックチェーン技術によって検証され、所有することができる固有のデジタルアイテムです。例えば、アートまたはコレクティブルなどを所有することができます。 詳細はノンファンジブルトークン(NFT)をご覧ください

ノード

ネットワークに参加するソフトウェアクライアント。詳細は、ノードとクライアントをご覧ください。

ノンス

暗号技術において、ただ一度だけ使える値。アカウントノンスは、各アカウントのトランザクションのカウンターで、リプレイ攻撃を防ぐために使用されます。

O

オフチェーン

オフチェーンは、トランザクションまたはデータがブロックチェーンの外にあることを指します。すべてのトランザクションをオンチェーンでコミットするのは高額で非効率な場合があるため、価格データを扱うオラクルのようなサードパーティーツールや、より高いスループットを実行するレイヤー2ソリューションがオフチェーンで大量の計算を扱い、少ない頻度で情報をオンチェーンに送信します。

オマー(アンクル)ブロック

プルーフ・オブ・ワークのマイナーが有効なブロックを見つけた時に、別のマイナーが先に、ブロックチェーンの先端に競合しているブロックを公開している場合があります。この有効ではあるが、古いブロックはオマーとして新しいブロックに含むことができ、ブロック報酬の一部を受け取ることができます。「オマー」という用語は、親ブロックの兄弟を表す性別に依存しない用語として好まれます。時には、「アンクル」と呼ばれることもあります。 イーサリアムが プルーフ・オブ・ワーク ネットワークだった頃にこの呼び名が一般的でした。現在、イーサリアムは プルーフ・オブ・ステーク を使用するため、スロットごとに1つのブロック提案者のみが選択されます。

オンチェーン

ブロックチェーンで発生した公開されているアクションやトランザクションを指します。

誰もが閲覧してチェックできる、共有の大きなノートブックに何かを書くことを想像してみてください。これにより、書かれたもの(デジタルマネーの送信やコントラクトの作成など)が何であれ、永続的で変更または消去できないことが確実になります。

オプティミスティック・ロールアップ

オプティミスティック・ロールアップは、レイヤー2ソリューションでイーサリアムのトランザクションの速度を上げます。トランザクションは、異議申し立てが行われない限り、デフォルトでは有効であると仮定されます。詳細はオプティミスティック・ロールアップをご覧ください。

オラクル

オラクルは、ブロックチェーンと現実世界の間にあるブリッジです。オラクルは、オンチェーンのAPIとして動作します。情報をクエリーすることができ、スマートコントラクトで使われます。詳細はオラクルをご覧ください。

P

ピア

イーサリアムのクライアントソフトウェアを実行するコネクテッドなコンピューターで、ブロックチェーンの同一のコピーを持っています。

ピアツーピアネットワーク

コンピューターのネットワーク(ピア)で、中央集権的なサーバーベースのサービスを必要とせずに、集合的に機能を実行することができます。
このような実装は、ファイル共有(例: ビットトレント)、情報、デジタル通貨でよく使われ、ユーザー間において、より直接的で効率的な交換を可能にするポテンシャルがあります。

パーミッションレス

パーミッションレスは、誰でもイーサリアムのようなシステムに参加し使用できることを意味します。 誰でも参加することができ、認可を要求しません。

プラズマ

不正証明を使う、オフチェーンのスケーリングソリューションで、オプティミスティック・ロールアップに似ています。プラズマは、基本的なトークンの送信やスワップなどのシンプルなトランザクションに限定されます。詳細はプラズマをご覧ください。

秘密鍵

秘密鍵は、アカウントのPINのようなもので、あなたがデジタルマネーを所有することを証明し、利用できるようにする秘密のコードです。絶対に共有しないでください

プライベートチェーン

完全にプライベートなブロックチェーン。許可型のアクセスとなっており、一般公開されていないもの。

POAP

出席証明プロトコル(POAP)は、特定のイベントや活動に参加したことを証明するデジタルコレクティブ(NFT)を作成するのに使われます。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)

暗号通貨ブロックチェーンプロトコルで分散型のコンセンサスを実現することを目的とした方法です。PoSでは、ユーザーに一定量の暗号通貨の所有(ネットワーク内での「ステーク」)を証明するように求めます。この証明により、トランザクションの検証に参加することができます。詳細はプルーフ・オブ・ステークをご覧ください。

プルーフ・オブ・ワーク(PoW)

ブロックチェーンのセキュリティメカニズムで、ノードが特定の値を見つけるために計算という形でエネルギーを消費することを求めます。

プロトダンクシャーディング

新しいトランザクションのタイプで、イーサリアムで「ブロブ」データを受け入れます。この「ブロブ」データは、4096エポック(約18.2日)の間、一時的にビーコンチェーンに格納されます。その後、ノードオペレータのハードウェア要件を軽減するために、オプションで後でプルーニングすることができます。

公共財

公共財は、公園やきれいな空気など、誰もが無料で利用できるものです。また、誰かがそれらを利用することで、他の人が利用できなくなることはありません。政府が公共財を提供するのは、人々に利用料を課すことが難しいため、通常は企業が提供することがないからです。

公開鍵

公開鍵は、お金の電子メール アドレスのように、他の人がデジタル通貨を安全に送信できるようにする文字列です。

R

レシート

イーサリアムのクライアントから返されるデータで、特定のトランザクションハッシュブロックナンバー、使用されたガス代およびスマートコントラクトのデプロイにおいてはコントラクトアドレスを含みます。

再帰可能攻撃

攻撃者のコントラクトが被害者のコントラクト関数を呼び出し、実行中に被害者が攻撃者のコントラクトを再帰的に呼び出すという形で行われる攻撃方法です。結果として例えば、残高を更新したり、引き出し金額をカウントする被害者コントラクトの部分をスキップして資金を盗難します。詳細は< href="/developers/docs/smart-contracts/security/#re-entrancy">再帰可能をご覧ください。

報酬

各スロットでブロックの提案や同期委員会への参加など、特定の機能を行ったバリデータへ与えられるEtherの額です。

再帰長プレフィックス(RLP)

イーサリアムのデベロッパーによって設計された、任意の複雑さと長さを持つオブジェクト(データ構造)をエンコードし、シリアライズするエンコーディング形式の標準

ロールアップ

複数のトランザクションをまとめて(バッチ化して)、それを1つのトランザクションでイーサリアムのメインネットチェーンに送信するレイヤー2スケーリングソリューションの一種です。これにより、ガス代を削減でき、トランザクションのスループットが増加します。オプティミスティック・ロールアップとゼロ知識ロールアップがあり、それぞれスケーラビリティを実現するのに異なる方法のセキュリティが使われます。詳細はロールアップをご覧ください。

リモート・プロシージャ・コール(RPC)

RPCでは、あるコンピュータがネットワークにある別のコンピューターにデータもしくはアクションを要求できます。リモートコントロールで情報を求めることに例えられます。

S

セキュアハッシュアルゴリズム (SHA)

米国国立標準技術研究所(NIST)が発表した暗号論的ハッシュ関数のファミリー。

シードフレーズ/リカバリーフレーズ

デジタルウォレットを作成する時に与えられる単語のリストです。アクセスできなくなった場合にパスワードのように機能し、デジタルマネーやトークンを失わないようにします。

シーケンサー

シーケンサーは、特にレイヤー2スケーリングソリューションでブロックチェーンネットワークのトランザクションの順序付けの役割りを持ったプログラムです。

シリアライゼーション

データ構造をバイト列に変換するプロセス。

シェアード/シェアードチェーン

シェアードチェーンは、ブロックチェーン全体の個別のセクションであり、バリデータのサブセットが担当します。元々、イーサリアムを1秒あたり数百万トランザクションにスケーリングすることを目的とした方法でしたが、現在はロールアップを使用したスケーリングの急速な発展により取って代わられました。

サイドチェーン

異なる高速なコンセンサスルールを持つ独自のチェーンを使うスケーリングソリューションです。メインネットとサイドチェーンを接続するのにブリッジが必要になります。ロールアップもサイドチェーンを使いますが、メインネットと連携して動作するところが違います。詳細はサイドチェーンをご覧ください。

署名

特定の秘密鍵の保有者によってトランザクションが承認されたことを暗号によって証明すること。

シングルトン

コンピュータプログラミングにおいて、1つのインスタンスのみが存在できるオブジェクトのこと。

スラッシャー

スラッシャーは、アテステーションをスキャンしてスラッシュ可能な違反を探すエンティティです。スラッシングは、ネットワークにブロードキャストされ、次のブロック提案者が証明をブロックに追加します。ブロック提案者は、悪意のあるバリデータをスラッシングすることで報酬を受け取ります。

スロット

プルーフ・オブ・ステークのシステムにおいてバリデータが新しいブロックを提案できる期間です(12秒)。スロットは空の場合があります。32スロットでエポックを構成します。詳細はプルーフ・オブ・ステークをご覧ください。

スマートコントラクト

スマートコントラクトは、ブロックチェーン上にある契約を自動で実行するプログラムです。自己拘束的なデジタル契約のようなものです。 詳細は、スマートコントラクト入門をご覧ください。

SNARK

SNARKは、「succinct non-interactive argument of knowledge」の略でゼロ知識証明の一種です。 詳細はゼロ知識ロールアップをご覧ください。

ソフトフォーク

ブロックチェーンの分岐で、コンセンサスルールの変更により起こります。ハードフォークとは逆に、ソフトフォークには後方互換性があります。新しいコンセンサスルールに従っている限り、アップグレードしたノードは、アップグレードしていないノードが作成したブロックを検証できます。

Solidity

手続き型(命令型)プログラミング言語でJavaScript、C++、Javaに似た構文を持っています。イーサリアムのスマートコントラクトで最も人気があり頻繁に使われている言語です。ギャビン・ウッド博士により開発されました。詳細はSolidityをご覧ください。

Solidityインラインアセンブリ

Solidityプログラム内のEVMアセンブリ言語。Solidityは、特定の演算を書くのに便利なインラインアセンブリをサポートしています。

ステーブルコイン

ステーブルコインは、暗号通貨の一種で、安定した価値を持つように設計されています。よく通貨やコモディティ (USドルなど) に対してペグされ、価格の変動を最小限にします。 詳細はステーブルコインをご覧ください。

ステーキング

バリデータになり、ネットワークを確保するために大量のEther(ステーク)をデポジットすることです。バリデータは、プルーフ・オブ・ステークによるコンセンサス・モデルに基づいてトランザクションの確認とブロックの提案を行います。ステーキングでは、ネットワークを最善にする動作により経済的なインセンティブを受けることができます。バリデータの責務を実行することで報酬を獲得できますが、実行できなかった場合は状況に応じた量のETHを失います。詳細はイーサリアムのステーキングをご覧ください。

ステーキングプール

複数のイーサリアムステーカーのETHを合わせ、バリデータ鍵のセットをアクティベートさせるのに必要な32ETHにしたものです。ノードオペレータは、コンセンサスに参加するのにこれらの鍵を使い、ブロック報酬を貢献したステーカーに分配します。ステーキングプールやステーキングの委任は、イーサリアムのプロトコルにおいてネイティブなものではなく、多くのソリューションがコミュニティによって構築されています。 詳細はステーキングプールをご覧ください。

STARK

STARKは、「scalable transparent argument of knowledge」の略で ゼロ知識証明の一種です。詳細はゼロ知識ロールアップをご覧ください。

状態

ブロックチェーン上の特定の時点における全ての残高とデータのスナップショット。通常は特定のブロックの状態を指します。

ステートチャンネル

参加者間でチャンネルが設定され、自由かつ安価に取引できるレイヤー2ソリューションです。チャンネルの設定と、チャンネルの終了時のみトランザクションメインネットへ送信されます。非常に高いスループットを実現できますが、参加者数をあらかじめ知っている必要があり、資金をロックする必要があります。詳細はステートチャンネルをご覧ください。

スーパーマジョリティ

スーパーマジョリティは、イーサリアムの安全を確保するのにステーキングされている全Etherの3分の2(66%)を超える量を意味する用語です。スーパーマジョリティの投票は、ビーコンチェーンでブロックがファイナライズされるのに必要になります。

シビル攻撃

シビル攻撃とは、1人の人間がシステムを欺いて複数の人間だと認識させ、影響力を増大させることです。

同期

最新バージョンのブロックチェーン全体をノードにダウンロードするプロセス。

同期委員会

同期委員会は、ランダムに選ばれたバリデータのグループで約27時間毎に更新されます。同期委員会の目的は、有効なブロックヘッダーに署名を追加することです。同期委員会により、ライトクライアント は、バリデータセット全体にアクセスすることなく、ブロックチェーンの先頭を追跡することができます。

Szabo

Etherの通貨単位です。 1 Szabo = 1012 weiです。 106 Szabo = 1 Etherです。

T

最終合計難易度(TTD)

合計難易度は、ブロックチェーンのある特定の位置までの全ブロックのEthashマイニング難易度の合計です。最終合計難易度は、合計難易度の特定の値で、実行クライアントのトリガーとして使われました。このトリガーにより、ネットワークのトランザクションを有効にするマイニングとブロックゴシップ機能をオフにして、ブルーフ・オブ・ステークに移行しました。現在のイーサリアムは、プルーフ・オブ・ステークに移行したのでもはや重要性はありません。

テストネット

テストネットワークの略で、イーサリアムのメインネットワークの動作をシミュレートするためのネットワーク。

トークン

イーサリアムブロックチェーン上のスマートコントラクトで定義された取引可能な仮想商品。

トランザクション

特定の宛先アドレスを持ち、送信元のアカウントによって署名され、イーサリアムブロックチェーンにコミットされたデータです。トランザクションには、そのトランザクションのガスリミットなどのメタデータが含まれています。 詳細はトランザクションをご覧ください。

トランザクションフィー

イーサリアムネットワークを使う時に払わなければならない手数料です。例えば、ウォレットから資金を送金したり、トークンのスワップやコレクティブルの購入などのdappとのやり取りで発生します。サービス料と考えることもできます。この手数料は、ネットワークの混雑状況によって変わります。トランザクションを処理する役割のバリデータは、手数料の高いトランザクションを優先する可能性が高いため、混雑していると価格が上がります。

技術的には、トランザクションフィーは、トランザクションで必要になるガス代がいくらになるかに関連しています。

トランザクションフィーの削減は現在、強い関心の対象となっています。 詳細はレイヤー 2をご覧ください。

信頼の仮定

信頼の仮定は、システムの安全性と信頼性についての基本的な考えで、システムが機能するために何を信頼するかの指針となります。

トラストレス性

関係者がいずれも第三者の信用を必要とせずにトランザクションを仲介できるネットワークの能力。

チューリング完了

イギリスの数学者兼コンピュータ科学者であるアラン・チューリングにちなんで名付けられた概念。データ操作規則のシステム(コンピュータの命令セット、プログラミング言語、セル・オートマトンなど)が、何らかのチューリング機械のシミュレーションに使用できる場合、「チューリング完了」または、「計算普遍」であると呼ばれます。

V

バリデータ

プルーフ・オブ・ステーク・システムにおけるノードは、ブロックチェーンへのデータの格納、トランザクションの処理、新しいブロックの追加の役割を担います。バリデータソフトウェアの有効化には、32ETHをステーキングする必要があります。詳細はイーサリアムのステーキングをご覧ください。

バリデータのライフサイクル

バリデータが存在できる一連の状態です。

  • deposited: バリデータによってデポジットコントラクトに少なくとも32ETHがデポジットされている。
  • pending: 既存のバリデータがネットワークへの投票をするのを、バリデータがアクティベーションキューで待っている。
  • active: アテステーションおよびブロックの提案を実行中。
  • slashing: 不正な動作によりスラッシングされている。
  • exiting: バリデータがネットワークから自発的に退出もしくは排除されたためフラグが立てられている。

有効性証明

特定のレイヤー2ソリューションのセキュリティモデルで、スピードを速めるために、トランザクションをバッチにして1つのトランザクションとしてイーサリアムに送信します。トランザクションの計算は、オフチェーンで行われ、その有効性の証明がメインのチェーンへ提供されます。この方法により、セキュリティを維持しながらトランザクション量を増やすことができます。一部のロールアップでは、不正証明を使っています。詳細はゼロ知識ロールアップをご覧ください。

バリディアム

有効性証明を使用するオフチェーンソリューションで、トランザクションのスループットを向上することができます。ゼロ知識ロールアップと違い、Validiumではレイヤー1メインネットにデータを格納しません。詳細は、Validiumをご覧ください。

Vyper

Pythonのような構文を持つ高水準プログラミング言語です。純粋関数型言語に近づけることを意図しています。Vitalik Buterinにより作成されました。 詳細はVyperをご覧ください。

W

ウォレット

ウォレットは、デジタル通貨の保管、送金、受け取りを行うためのデジタルツールです。オンラインマネーの仮想的な財布のようなものです。詳細はイーサリアムウォレットをご覧ください。

Web3

Web3はブロックチェーンが一体となった新しいインターネットで、会社でなくユーザーが自分のデータをコントロールし、取引することができます。個人情報を伝える必要はありません。詳細は、web3をご覧ください。

wei

Etherにおける通貨単位の最小値で「1018 wei = 1 Ether」となります。

Z

ゼロアドレス

全てがゼロで構成されたイーサリアムアドレスです。流通からトークンを削除するのに頻繁に使用されます。burn()メソッドを介してスマートコントラクトのインデックスから正式に削除されたトークンとゼロアドレスに送ったトークンは区別されます。

ゼロ知識証明

ゼロ知識証明とは、ある主張が真であることを、追加の情報を伝えることなく証明することができる暗号論的メソッドです。ゼロ知識証明の詳細をご覧ください

ゼロ知識ロールアップ

トランザクションに有効性証明を使うロールアップです。これにより、メインネット(レイヤー1)によって提供されるセキュリティを使いながら、レイヤー2のトランザクションにおけるスループットを増やすことが出来ます。オプティミスティック・ロールアップのような複雑なトランザクションタイプを扱うことは出来ないものの、トランザクションの送信時に有効であることが証明されるため、遅延に関する問題がありません。 詳細はゼロ知識ロールアップをご覧ください。

Sources

Provided in part by Mastering Ethereum(opens in a new tab) by Andreas M. Antonopoulos, Gavin Wood(opens in a new tab) under CC-BY-SA

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