Glossary
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A
アカウント
イーサリアムアカウントは、イーサリアムブロックチェーン上にあるデジタルのアイデンティティです。ユーザーにイーサを送金したり、受け取ったり、スマートコントラクトとやり取りができます。
技術的説明:
アドレス、残高、ノンス、オプションストレージとコードを含むオブジェクトです。アカウントは、コントラクトアカウントと外部所有口座(EOA)があります。
技術的説明:
アドレス、残高、ノンス、オプションストレージとコードを含むオブジェクトです。アカウントは、コントラクトアカウントと外部所有口座(EOA)があります。
アドレス
イーサリアムアドレスは、トークンを受け取るための固有の識別子で、仮想通貨の銀行口座番号に似ています。イーサリアムアカウントの特定に使われます。
これは、ECDSA公開鍵のKeccakハッシュの右端160ビットです。
これは、ECDSA公開鍵のKeccakハッシュの右端160ビットです。
シビル耐性
インターネットで同時に多数のユーザーになりすますのを阻止する方法で、各ユーザーが実在し、別個の人物であることを保証します。 これにより、オンラインでのやり取りを公平かつ正直に保つことができます。
アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)
アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)は、ソフトウェア部品の使用方法を定義したセットです。APIは、アプリケーションとWebサーバーの間に位置し、その間のデータ転送を容易にします。
アサート(assert)
Solidityでは、`assert(false)`が `0xfe`にコンパイルされ、これは無効なオペコードです。これにより、残りの全ての ガスを消費して、変更の全てが取り消されます。 `assert()` 文が失敗している時は、何か大きな間違いがあるか、予期しないことが起こっており、コードを修正する必要があります。`assert()` は、絶対に起こるべきではない条件を避ける場合に使います。 スマートコントラクトのセキュリティで詳細をご覧ください。
アテステーション
エンティティによる何かが真であるという主張です。イーサリアムのコンテクストでは、コンセンサスのバリデータは、チェーンの状態がどのようなものであると信じているかについて主張する必要があります。 各バリデータは、指定された時間に、最後にファイナライズされたチェックポイントやチェーンの現在の先頭など、チェーンに対するこのバリデータの見解を正式に宣言するさまざまなアテステーションを発行する責任があります。 アテステーションの詳細をご覧ください。
B
ビーコンチェーン
ビーコンチェーンは、プルーフ・オブ・ステークとバリデータをイーサリアムに導入したブロックチェーンでした。2020年12月からは、プルーフ・オブ・ワークのイーサリアムメインネットで同時に稼働していました。2022年9月に2つのチェーンがマージされ、今のイーサリアムになりました。ビーコンチェーンで詳細をご覧ください。
ブロック
ブロックは、トランザクションすなわちデジタルアクションが保存される場所です。ブロックがいっぱいになると、前のブロックにリンクされ、ブロックの連鎖すなわちブロックチェーンを作成します。 ブロックで詳細をご覧ください。
ブロックは、順序付けされたトランザクションとコンセンサス関連情報のリストを含みバンドル化した情報の単位です。ブロックは、プルーフ・オブ・ステークのバリデータによって提案され、その時点においてブロックはピアツーピアネットワーク全体で共有されます。また、他のノードによって、それぞれ簡単に検証することができます。コンセンサスルールで、ブロックのどのコンテンツが有効であると見なされるかを管理し、無効なブロックはネットワークで無視されます。これらのブロックとトランザクションの順序付けによってネットワークの現在の状態を表す終端を持つ決定論的イベントのチェーンが作成されます。
ブロックは、順序付けされたトランザクションとコンセンサス関連情報のリストを含みバンドル化した情報の単位です。ブロックは、プルーフ・オブ・ステークのバリデータによって提案され、その時点においてブロックはピアツーピアネットワーク全体で共有されます。また、他のノードによって、それぞれ簡単に検証することができます。コンセンサスルールで、ブロックのどのコンテンツが有効であると見なされるかを管理し、無効なブロックはネットワークで無視されます。これらのブロックとトランザクションの順序付けによってネットワークの現在の状態を表す終端を持つ決定論的イベントのチェーンが作成されます。
ブロック提案者
特定のスロットにブロックを作成するために選ばれた特殊なバリデータ。
ブロックステータス
ブロックが存在できる状態です。考えられる状態は次の通りです。
- 提案済み: バリデータによって提案されたブロック
- スケジュール済み: バリデータがデータを提出している
- 見逃し/スキップ済み: 提案者が有効時間以内にブロックを提案しなかった
- 孤立した: フォーク選択アルゴリズムによってブロックが再編成された
ブロックバリデーション
新しいブロックに有効なトランザクションと署名が含まれていることを確認するプロセスで、最も重い履歴チェーン(履歴のなかでもっともアテステーションが蓄積したチェーン)に構築されます。また、他のすべてのコンセンサスルールにも従います。有効なブロックは、チェーンの先頭に追加され、ネットワーク上の他のブロックに伝播されます。 無効なブロックは無視されます。
ブロックチェーン
ブロックチェーンは、ネットワーク内のコンピューターの全てで共有され複製されるトランザクションのデータベースで、過去のデータが変更されないことを確実にします。
連続したブロックがそれぞれ前のブロックのハッシュを参照することにより、始まりのブロックに至るまで、前のブロックにリンクしています。ブロックチェーンの完全性は、プルーフ・オブ・ステークベースのコンセンサスメカニズムを使用して暗号経済的に確保されています。詳細はブロックチェーンとは何かをご覧ください。
連続したブロックがそれぞれ前のブロックのハッシュを参照することにより、始まりのブロックに至るまで、前のブロックにリンクしています。ブロックチェーンの完全性は、プルーフ・オブ・ステークベースのコンセンサスメカニズムを使用して暗号経済的に確保されています。詳細はブロックチェーンとは何かをご覧ください。
ブートノード
あるノードの実行時に、検出プロセスを開始するために使用するノードです。ブートノードによって、新しいノードを他に存在しているノードに「引き合わせる」ことができ、最初のピアを検索しなければならない場合よりも、迅速にピアを見つけることが出来ます。これらのブートノードのエンドポイントは通常、イーサリアムクライアントのソースコードで提供されています。一方で、ユーザーが独自にブートノードのリストを与えることも可能です。
ブリッジ
ブロックチェーンブリッジは、1つのブロックチェーンネットワークから他のブロックチェーンに資産を送信するために使われます。例えば、ETHをイーサリアムのメインネットからより安いレイヤー2のスケーリングソリューションのネットワークに送信できます。
バイトコード
EVMで効率的に実行できるように、コンパクトな数値形式で表現されたコードです。
C
キャスパーFFG
キャスパーFFGは、LMD-GHOSTフォーク・チョイス・アルゴリズムと組み合わせて実行されるプルーフ・オブ・ステーク(PoS)コンセンサスプロトコル。コンセンサスクライアントによるビーコンチェーン先頭への合意を完了させます。
チェックポイント
ビーコンチェーンには、スロット(12秒)とエポック(32スロット)に分割されたテンポがあります。バリデータのスーパーマジョリティが2つのチェックポイント間のリンクを証明すると、正当化され、その上に別のチェックポイントが正当化されると、ファイナライズとなります。
コンセンサスの方法
ネットワークのコンピュータの3分の2超が同じ記録のセットを持っていることに同意し、皆の見解が一致していることが確実な状態を意味します。これは、彼らが従うルールに関するものではなく、全体が同じ情報を持っていることを確認するものです。
コンセンサスクライアント
コンセンサスクライアント(Prysm、Teku、Nimbus、Lighthouse、Lodestarなど)は、イーサリアムのプルーフ・オブ・ステークコンセンサスアルゴリズムを実行し、ネットワークのビーコンチェーンの先頭に関する合意に達することを可能にします。コンセンサスクライアントは、トランザクションの検証やブロードキャストや状態遷移の実行には参加しません。これらは、実行クライアントによって行われます。コンセンサスクライアントは、ブロックのの証明や提案もしません。これらは、コンセンサスクライアントのオプションのアドオンであるバリデータクライアントによって行われます。
コンセンサスレイヤ
イーサリアムのコンセンサスレイヤは、コンセンサスクライアントのネットワークです。
コンセンサスルール
他のノードとコンセンサスを維持するためにフルノードが従うブロックの検証ルールです。 コンセンサスと混同しないようにご注意ください。
コンスタンティノープルフォーク
メトロポリスステージの2番目のパートです。当初は、2018年半ばを予定していました。他の変更も含めたプルーフ・オブ・ワークとプルーフ・オブ・ステークのハイブリッドなコンセンサスアルゴリズムへの変更を含むことを予定していました。
暗号技術
通信とデータをコードを使用して保護する手法です。これにより、情報の対象者だけが読み取って処理することができます。
暗号化(読み取り可能な情報を読み取り不可能な形式に変換)する技術と復号化(読み取り可能な形式に復元)する技術が含まれています。
暗号化(読み取り可能な情報を読み取り不可能な形式に変換)する技術と復号化(読み取り可能な形式に復元)する技術が含まれています。
クリプトエコノミクス
安全で信頼のおけるデジタルプラットフォームを設計するための数学的原理および経済的原理の学問です。ゴールは、すべての参加者がルールに従い、ネットワークのセキュリティと運用への貢献に対して報酬を受け取ることを保証することです。
D
Đ
Đ(ストロークのあるD)は、古英語、中英語、アイスランド語、フェロー語で使われており、大文字の「Eth」を表すために使用されます。ĐEV や Đapp (分散型アプリケーション) などの単語で使われる場合、Đは北欧文字の「eth」です。 大文字のeth (Ð) は、暗号通貨Dogecoinを表すためにも使われています。古いイーサリアムの文献ではよく使われていましたが、現在ではあまり使用されていません。
DAG
DAGは、有向非巡回グラフ(Directed Acyclic Graph)の略です。ノードとノード間のリンクで構成されるデータ構造です。DAGは、マージの前のイーサリアムのプルーフ・オブ・ワークアルゴリズムであるEthashで使用されていました。ただし、プルーフ・オブ・ステークでは、使用されていません。
分散型アプリケーション(Dapp)
dAppは、分散型アプリケーションでブロックチェーンネットワーク上で稼働しており、中央当局なしでサービスを提供します。詳細は、分散型アプリケーションをご覧ください。
dAppには、少なくともウェブインターフェースに接続されたスマートコントラクトがあります。また、多くのdAppには、分散型ストレージやメッセージプロトコル、プラットフォームが含まれています。
dAppには、少なくともウェブインターフェースに接続されたスマートコントラクトがあります。また、多くのdAppには、分散型ストレージやメッセージプロトコル、プラットフォームが含まれています。
自律分散型組織(DAO)
DAOは、デジタル組織でブロックチェーン上にコード化されたルールによって運営されます。決定は、中央当局ではなくメンバーの投票で行われます。詳細は、分散型自律組織(DAO)をご覧ください。
各メンバーの投票権は、たいてい保有するトークン数に結び付けられています。DAOでは、意思決定と運営を民主化することを目指しており、透明性とコミュニティのガバナンスに重点を置いています。
各メンバーの投票権は、たいてい保有するトークン数に結び付けられています。DAOでは、意思決定と運営を民主化することを目指しており、透明性とコミュニティのガバナンスに重点を置いています。
デポジットコントラクト
イーサリアムでステーキングをするゲートウェイです。デポジットコントラクトは、イーサリアム上にあるスマートコントラクトでETHで入金を受け付け、バリデータの残高を管理します。ETHをこのコントラクトに入金しないとバリデータをアクティベートできません。このコントラクトには、ETHと入力データが必要になります。入力データには、バリデータの公開鍵、バリデータの秘密鍵で署名された出金用公開鍵を含みます。このデータは、バリデータがプルーフ・オブ・ステークネットワークによって特定および承認されるのに必要になります。
分散型金融(DeFi)
仲介者が不要で、ブロックチェーンに裏付けされた金融サービスを提供すること目的にした幅広いカテゴリーのイーサリアムアプリ。詳細は分散型金融(DeFi)
難易度
プルーフ・オブ・ワークネットワーク内のネットワーク全体の設定です。有効なノンスを見つけるために必要な平均計算量をコントロールします。難易度は、有効であるとみなされるためのブロックハッシュの結果の先頭からのゼロの数で表されます。プルーフ・オブ・ステークへの移行以来、イーサリアムにおいて、この概念は廃止されました。
難易度爆弾
プルーフ・オブ・ワーク(PoW)の難易度設定を計画的に急激に上げること。プルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行を促す目的で、フォークの機会を減らすために設計されました。難易度爆弾は、マージ後に廃止されました。
二重支払い
意図的なブロックチェーンフォークで、十分な量のマイニングパワーまたはステークを持つユーザーが、ある通貨をオフチェーンに移動するトランザクションを送信し (例: 不換紙幣に交換する、オフチェーンで購入するなど)、そのトランザクションを削除するためにブロックチェーンを再編成すること。攻撃者が二重支払いに成功するとオンチェーンとオフチェーンの両方に資産を残すことができます。
E
エントロピー
暗号技術の分野において、予測可能性の欠如またはランダム性のレベルを表します。秘密鍵などの秘密情報を生成する場合において、アルゴリズムは、通常は高いエントロピーにのソースに依存することで、出力が予測できないことを確実にしています。
エポック
32スロットの期間であり、各スロットは12秒なので、エポックは6.4分間です。バリデータ委員会は、セキュリティ上の理由によりエポック毎にシャッフルされます。各エポックでチェーンがファイナライズされる機会があります。各バリデータには、各エポックの開始ごとに新しい役割が割り当てられます。詳細はプルーフ・オブ・ステークをご覧ください。
曖昧度
お互いに矛盾する2つのメッセージを送るバリデータ。簡単な例としては、トランザクションの送信者が同じノンスで2つのトランザクションを送信すること。もう1つの例としては、同じブロック高(または同じスロット)で2つのブロックを提案するブロック提案者。
Eth1
「Eth1」は、プルーフ・オブ・ワークのブロックチェーンにあるメインネットのイーサリアムを指す用語です。この用語は「実行レイヤ」という言葉が好まれるようになってから廃止されました。詳細は名前変更についてをご覧ください。
Eth2
「Eth2」は、一連のイーサリアムのプロトコルアップグレードを指す用語です。イーサリアムトランザクションのプルーフ・オブ・ステークへの移行も含みます。この用語は、「コンセンサスレイヤ」という用語が好まれるようになってから廃止されました。詳細は名前変更についてをご覧ください。
イーサリアム改善提案 (EIP)
イーサリアムコミュニティに情報を提供するための設計文書。提案された新機能やプロセス、環境について説明しています(詳細はERC)。詳しくはイーサリアム改善提案(EIP)入門をご覧ください。
イーサリアム名サービス(ENS)
イーサリアム名サービス(ENS)は、イーサリアムアドレスにおけるインターネット電話帳のようなものです。長いウォレットアドレスの代わりに、ENSで「john.eth」のような簡単な名前を使うことができ、これでデジタルマネーや資産を送信したり、受け取ったりできます。
技術的説明:
ENSレジストリは、EIP-137に記述されているように、ドメイン名から所有者およびリゾルバーへのマッピングを提供する単一の中央コントラクトです。詳細はens.domainsをご覧ください。
技術的説明:
ENSレジストリは、EIP-137に記述されているように、ドメイン名から所有者およびリゾルバーへのマッピングを提供する単一の中央コントラクトです。詳細はens.domainsをご覧ください。
実行クライアント
Besu、Erigon、Go-Ethereum(Geth)、Nethermindなどの実行クライアント(旧「Eth1クライアント」)は、トランザクションの処理やブロードキャストおよびイーサリアムの状態を管理します。イーサリアム仮想マシンを使って各トランザクションの計算を実行し、プロトコルのルールに従っていることを確実にします。
実行レイヤー
イーサリアムの実行レイヤは、実行クライアントのネットワークです。
外部所有口座 (EOA)
外部所有アカウント(EOA)は、最も一般的なタイプのイーサリアムアカウントです。秘密鍵またはリカバリーフレーズを通して人が管理します。詳細はイーサリアムウォレットをご覧ください。
イーサリアム・リクエスト・フォー・コメント (ERC)
ERC(イーサリアム・リクエスト・フォー・コメント)は、イーサリアムコミュニティで使われる技術文書の一種で、イーサリアムネットワークの新しい使用基準を提案するものです。
新しいトークン標準(トークンで使われるERC-20やNFTに使用されるERC-721など) を含む幅広いトピックをカバーします。
新しいトークン標準(トークンで使われるERC-20やNFTに使用されるERC-721など) を含む幅広いトピックをカバーします。
ERC-20
ERC-20は、イーサリアムネットワーク上のほとんどのトークンが作成するのに使っている標準です。
人気のある例としては、DAIやUSDCなどのステーブルコイン、UniswapのUNIなどの取引所トークンがあります。従来のシステムで使用されているあらゆる形式の代替通貨に似ています。 例えば、特典ポイント、クレジットシステム、株などです。
人気のある例としては、DAIやUSDCなどのステーブルコイン、UniswapのUNIなどの取引所トークンがあります。従来のシステムで使用されているあらゆる形式の代替通貨に似ています。 例えば、特典ポイント、クレジットシステム、株などです。
ERC-721
NFT(非代替トークン)は、ERC-721と呼ばれる標準的なルールセットを使用して作成されます。
NFTトークンは、デジタルアートやコレクティブルなどのあらゆる固有の所有権を表すことができ、各トークンは特別な特性と値を持っています。それぞれのNFTは固有なため、簡単に他のNTFと区別できます。
NFTトークンは、デジタルアートやコレクティブルなどのあらゆる固有の所有権を表すことができ、各トークンは特別な特性と値を持っています。それぞれのNFTは固有なため、簡単に他のNTFと区別できます。
ERC-1155
ERC-1155は、新しいタイプのイーサリアムトークン標準でNFT(固有の収集可能アイテムなど)に似ており、単一のスマートコントラクト内で交換可能なアイテム(通貨など)を作成することができます。
これにより、特にビデオ ゲームやデジタルコレクションなどのアプリケーションで、色々なタイプのデジタル資産の管理がより簡単かつ効率的になります。
これにより、特にビデオ ゲームやデジタルコレクションなどのアプリケーションで、色々なタイプのデジタル資産の管理がより簡単かつ効率的になります。
イーサ
イーサリアムのネイティブの暗号通貨で、通常「ETH」と呼ばれます。イーサリアムエコシステムおよびアプリケーションを使う時に、トランザクションフィーの支払いに使われます。詳細はEtherをご覧ください。
イーサリアム仮想マシン(EVM)
スタックベースの仮想マシンで、バイトコードを実行します。イーサリアムでは、与えられたバイトコード命令と環境データの小さなタプルによってシステムの状態がどのように変化するかが、実行モデルに明記されています。このことは、仮想状態マシンの形式モデルを通して明記されています。詳細はイーサリアム仮想マシンをご覧ください。
F
フォーセット
スマートコントラクトを介して実行されるサービスで、テストネットで使用できる無料のテスト用Etherの形で資金を分配します。
フォーク選択アルゴリズム
ブロックチェーンの先頭を特定するために使われるアルゴリズムです。イーサリアムでは、アテステーションが最も「重い」フォークがチェーンの先頭として特定されます。この「重さ」とは、アテステーションを行ったバリデータの実効残高とアテステーションの数の積です。チェーンの真の先頭は、ステーキングされているイーサが最も投票されたものと言えます。コンセンサスレイヤのフォーク選択アルゴリズムは、 LMD_GHOSTという名前です。
G
ガス
ガスは、イーサリアムなどのブロックチェーンでトランザクションやスマートコントラクトにおいて支払う手数料です。 詳細はガスとフィーをご覧ください。
始まりのブロック
ブロックチェーンの最初のブロックで、特定のネットワークとその暗号通貨を初期化するために使用されます。
Geth
Go Ethereumとも呼ばれ、Goで開発された最も有名な実装の1つです。geth.ethereum.orgで詳細をご覧ください。
H
ハッシュ
可変サイズの入力を持つ固定長のフィンガープリントで、ハッシュ関数によって生成されます。(keccak-256をご覧ください。)
ホログラフィック・コンセンサス
大きなグループの決議を小さなグループの代表者が投票することによって決める方法。小さなグループが良い仕事をすると信頼している限りにおいて、他の全員は、その決定に従うことに同意します。
一部のオンラインコミュニティで使われており、決定が公正で多数の人々が望んでいることを保証しつつ、あらゆる決議に全員の投票を必要とせずに迅速に決定を下すことができます。
一部のオンラインコミュニティで使われており、決定が公正で多数の人々が望んでいることを保証しつつ、あらゆる決議に全員の投票を必要とせずに迅速に決定を下すことができます。
I
インデックス
ストレージソースへの効率的なパスを提供することによってブロックチェーン全体からの情報のクエリを最適化するためのネットワーク構造。
統合開発環境 (IDE)
基本的には、コードエディタ、コンパイラ、ランタイム、デバッガーを組み合わせたユーザーインターフェースです。詳細は統合開発環境をご覧ください。
不変のデプロイコード問題
一度、 コントラクト (またはライブラリ)のコードがデプロイされると、不変になってしまうこと。標準的なソフトウェア開発の実践では、バグの修正や新しい機能の追加が可能であることに依存しているため、このことはスマートコントラクトの開発において課題となります。詳細は、スマートコントラクトの導入をご覧ください。
K
鍵導出関数 (KDF)
「パスワード伸長アルゴリズム」としても知られます。キーストア形式で使われており、パスフレーズによる暗号化において、パスフレーズを繰り返しハッシュ化することで総当たり攻撃や辞書攻撃、レインボーテーブル攻撃から保護することができます。
鍵
イーサリアムの文脈において鍵はデジタルのコードです。公開鍵はトランザクションを受け取るために使い、秘密鍵は資金にアクセスしたり送信するのに使います。
公開鍵は、自由に共有できます。
秘密鍵は、所有者は秘密にして保持します。
公開鍵は、自由に共有できます。
秘密鍵は、所有者は秘密にして保持します。
キーストア
各アカウントの秘密鍵とアドレスのペアで、イーサリアムクライアント内の単一のキーファイルとして存在しています。アカウントの暗号化された秘密鍵を含む JSON テキストファイルであり、アカウント作成時に入力したパスワードのみを使って復号化することが可能です。
L
L1
レイヤー1は、マルチレベルのブロックチェーンネットワークにおいてメインとなるブロックチェーンを指します。例えば、イーサリアムやビットコインは、レイヤー1のブロックチェーンです。多くのレイヤー2のブロックチェーンは、リソースを大量に消費するトランザクションを自身の個別のブロックチェーンにオフロードします。同時に、セキュリティを目的としてイーサリアムやビットコインなどのレイヤー1ブロックチェーンを使います。
レイヤー2
レイヤー2は、トランザクションをより速く、安くするためにイーサリアムのメインネット上に構築されたもう1つのネットワークです。詳細は、レイヤー2をご覧ください。
ライブラリ
コントラクトの特別なタイプです。これは、payable関数を持っていなく、フォールバック関数やデータストレージもありません。そのため、Etherを受け取ったり保持できないだけでなくデータも保存できません。ライブラリは、事前にデプロイされたコードとして、他のコントラクトから読み取り専用で、計算のために呼び出します。詳細はスマートコントラクトライブラリをご覧ください。
流動性
流動性とは、資産をどれだけ早くかつ簡単に現金や他の資産に変換できるかということです。Uniswapのような分散型取引所では、複数の流動性プールがあります。そこでは、資産の保有者が資産をデポジットし、トレーダーがそれを報酬と引き替えに分散化された形で売買できます。
流動性トークン
流動性トークン(LST)とは、流動性プールに資産をデポジットした参加者へ発行されるデジタルトークンです。流動性プールは、スマートコントラクトにロックされ、分散型取引所(DEX)でトレーディングを容易にするために使われる資産のコレクションです。
これらのトークンは、参加者のプールのシェアを表し、最初のデポジットにプールのアクティビティによって発生した手数料の一部を加えた形で買い戻すことが出来ます。基本的に流動性トークンは、所有していることの証明の提供や流動性プールのステークとしての機能を担い、保有者が報酬を得ると同時に、他者がさまざまな暗号通貨のペアを効率的にトレードするために必要な流動性を提供します。
これらのトークンは、参加者のプールのシェアを表し、最初のデポジットにプールのアクティビティによって発生した手数料の一部を加えた形で買い戻すことが出来ます。基本的に流動性トークンは、所有していることの証明の提供や流動性プールのステークとしての機能を担い、保有者が報酬を得ると同時に、他者がさまざまな暗号通貨のペアを効率的にトレードするために必要な流動性を提供します。
LMD-GHOST
イーサリアムのコンセンサスクライアントで使用するフォーク選択アルゴリズムで、チェーンの先頭を識別すします。LMD-GHOSTは、「Latest Message Driven Greediest Heaviest Observed SubTree」の頭字語であり、チェーンの先頭がその歴史の中で アテステーションの最大の蓄積を持つブロックであることを意味します。
M
メインネット画像
「メインネットワーク」の略で、メインの公開イーサリアム ブロックチェーンを指します。
ガスあたりの最大料金
最大フィーは、ユーザーがブロックにトランザクションを含めるために支払っても良いと考えるガスユニットごとの絶対的な最大料金(Gwei)です。
最大抽出可能価値 (MEV)
ブロック内のトランザクションを含めたり、除外したり、順序を変更することによって、標準的なブロック報酬やガス代を超えてブロック生成時に抽出できる最大の価値です。最大抽出可能価値 (MEV) についての詳細はこちら。
マイナー
ネットワークのノードで、新しいブロックのために繰り返しパスをハッシュして有効なプルーフ・オブ・ワークを見つけます(詳細はEthashをご覧ください)。マイナーは、イーサリアムがプルーフ・オブ・ステークに移行したときバリデーターに置き換えらたため、現在のイーサリアムにはありません。
マルチシグ
マルチシグ(複数署名)は、トランザクションの実行に複数の署名または承認が必要なデジタルウォレットまたはアカウントで、セキュリティを高めることができます。
従来のような1人の署名だけが承認に必要とされるアカウントと比べるとセキュリティが強化されます。
従来のような1人の署名だけが承認に必要とされるアカウントと比べるとセキュリティが強化されます。
N
ネットワーク
イーサリアムネットワークのこと。トランザクションやブロックをすべてのイーサリアムノード(ネットワーク参加者)に伝播していくピアツーピアネットワーク。詳細はネットワークをご覧ください。
ノンファンジブルトークン (NFT)
ノンファンジブルトークン(NFT)は、ブロックチェーン技術によって検証され、所有することができる固有のデジタルアイテムです。例えば、アートまたはコレクティブルなどを所有することができます。 詳細はノンファンジブルトークン(NFT)をご覧ください。
ノード
ネットワークに参加するソフトウェアクライアント。詳細は、ノードとクライアントをご覧ください。
O
オフチェーン
オフチェーンは、トランザクションまたはデータがブロックチェーンの外にあることを指します。すべてのトランザクションをオンチェーンでコミットするのは高額で非効率な場合があるため、価格データを扱うオラクルのようなサードパーティーツールや、より高いスループットを実行するレイヤー2ソリューションがオフチェーンで大量の計算を扱い、少ない頻度で情報をオンチェーンに送信します。
オマー(アンクル)ブロック
プルーフ・オブ・ワークのマイナーが有効なブロックを見つけた時に、別のマイナーが先に、ブロックチェーンの先端に競合しているブロックを公開している場合があります。この有効ではあるが、古いブロックはオマーとして新しいブロックに含むことができ、ブロック報酬の一部を受け取ることができます。「オマー」という用語は、親ブロックの兄弟を表す性別に依存しない用語として好まれます。時には、「アンクル」と呼ばれることもあります。 イーサリアムが プルーフ・オブ・ワーク ネットワークだった頃にこの呼び名が一般的でした。現在、イーサリアムは プルーフ・オブ・ステーク を使用するため、スロットごとに1つのブロック提案者のみが選択されます。
オンチェーン
ブロックチェーンで発生した公開されているアクションやトランザクションを指します。
誰もが閲覧してチェックできる、共有の大きなノートブックに何かを書くことを想像してみてください。これにより、書かれたもの(デジタルマネーの送信やコントラクトの作成など)が何であれ、永続的で変更または消去できないことが確実になります。
誰もが閲覧してチェックできる、共有の大きなノートブックに何かを書くことを想像してみてください。これにより、書かれたもの(デジタルマネーの送信やコントラクトの作成など)が何であれ、永続的で変更または消去できないことが確実になります。
オプティミスティック・ロールアップ
オプティミスティック・ロールアップは、レイヤー2ソリューションでイーサリアムのトランザクションの速度を上げます。トランザクションは、異議申し立てが行われない限り、デフォルトでは有効であると仮定されます。詳細はオプティミスティック・ロールアップをご覧ください。
オラクル
オラクルは、ブロックチェーンと現実世界の間にあるブリッジです。オラクルは、オンチェーンのAPIとして動作します。情報をクエリーすることができ、スマートコントラクトで使われます。詳細はオラクルをご覧ください。
P
ピア
イーサリアムのクライアントソフトウェアを実行するコネクテッドなコンピューターで、ブロックチェーンの同一のコピーを持っています。
ピアツーピアネットワーク
コンピューターのネットワーク(ピア)で、中央集権的なサーバーベースのサービスを必要とせずに、集合的に機能を実行することができます。
このような実装は、ファイル共有(例: ビットトレント)、情報、デジタル通貨でよく使われ、ユーザー間において、より直接的で効率的な交換を可能にするポテンシャルがあります。
このような実装は、ファイル共有(例: ビットトレント)、情報、デジタル通貨でよく使われ、ユーザー間において、より直接的で効率的な交換を可能にするポテンシャルがあります。
プラズマ
不正証明を使う、オフチェーンのスケーリングソリューションで、オプティミスティック・ロールアップに似ています。プラズマは、基本的なトークンの送信やスワップなどのシンプルなトランザクションに限定されます。詳細はプラズマをご覧ください。
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)
暗号通貨ブロックチェーンプロトコルで分散型のコンセンサスを実現することを目的とした方法です。PoSでは、ユーザーに一定量の暗号通貨の所有(ネットワーク内での「ステーク」)を証明するように求めます。この証明により、トランザクションの検証に参加することができます。詳細はプルーフ・オブ・ステークをご覧ください。
プロトダンクシャーディング
新しいトランザクションのタイプで、イーサリアムで「ブロブ」データを受け入れます。この「ブロブ」データは、4096エポック(約18.2日)の間、一時的にビーコンチェーンに格納されます。その後、ノードオペレータのハードウェア要件を軽減するために、オプションで後でプルーニングすることができます。
公共財
公共財は、公園やきれいな空気など、誰もが無料で利用できるものです。また、誰かがそれらを利用することで、他の人が利用できなくなることはありません。政府が公共財を提供するのは、人々に利用料を課すことが難しいため、通常は企業が提供することがないからです。
R
再帰可能攻撃
攻撃者のコントラクトが被害者のコントラクト関数を呼び出し、実行中に被害者が攻撃者のコントラクトを再帰的に呼び出すという形で行われる攻撃方法です。結果として例えば、残高を更新したり、引き出し金額をカウントする被害者コントラクトの部分をスキップして資金を盗難します。詳細は< href="/developers/docs/smart-contracts/security/#re-entrancy">再帰可能をご覧ください。
報酬
各スロットでブロックの提案や同期委員会への参加など、特定の機能を行ったバリデータへ与えられるEtherの額です。
再帰長プレフィックス(RLP)
イーサリアムのデベロッパーによって設計された、任意の複雑さと長さを持つオブジェクト(データ構造)をエンコードし、シリアライズするエンコーディング形式の標準。
ロールアップ
複数のトランザクションをまとめて(バッチ化して)、それを1つのトランザクションでイーサリアムのメインネットチェーンに送信するレイヤー2スケーリングソリューションの一種です。これにより、ガス代を削減でき、トランザクションのスループットが増加します。オプティミスティック・ロールアップとゼロ知識ロールアップがあり、それぞれスケーラビリティを実現するのに異なる方法のセキュリティが使われます。詳細はロールアップをご覧ください。
リモート・プロシージャ・コール(RPC)
RPCでは、あるコンピュータがネットワークにある別のコンピューターにデータもしくはアクションを要求できます。リモートコントロールで情報を求めることに例えられます。
S
シェアード/シェアードチェーン
シェアードチェーンは、ブロックチェーン全体の個別のセクションであり、バリデータのサブセットが担当します。元々、イーサリアムを1秒あたり数百万トランザクションにスケーリングすることを目的とした方法でしたが、現在はロールアップを使用したスケーリングの急速な発展により取って代わられました。
スラッシャー
スラッシャーは、アテステーションをスキャンしてスラッシュ可能な違反を探すエンティティです。スラッシングは、ネットワークにブロードキャストされ、次のブロック提案者が証明をブロックに追加します。ブロック提案者は、悪意のあるバリデータをスラッシングすることで報酬を受け取ります。
スロット
プルーフ・オブ・ステークのシステムにおいてバリデータが新しいブロックを提案できる期間です(12秒)。スロットは空の場合があります。32スロットでエポックを構成します。詳細はプルーフ・オブ・ステークをご覧ください。
スマートコントラクト
スマートコントラクトは、ブロックチェーン上にある契約を自動で実行するプログラムです。自己拘束的なデジタル契約のようなものです。 詳細は、スマートコントラクト入門をご覧ください。
SNARK
SNARKは、「succinct non-interactive argument of knowledge」の略でゼロ知識証明の一種です。 詳細はゼロ知識ロールアップをご覧ください。
Solidity
手続き型(命令型)プログラミング言語でJavaScript、C++、Javaに似た構文を持っています。イーサリアムのスマートコントラクトで最も人気があり頻繁に使われている言語です。ギャビン・ウッド博士により開発されました。詳細はSolidityをご覧ください。
ステーブルコイン
ステーブルコインは、暗号通貨の一種で、安定した価値を持つように設計されています。よく通貨やコモディティ (USドルなど) に対してペグされ、価格の変動を最小限にします。 詳細はステーブルコインをご覧ください。
ステーキング
バリデータになり、ネットワークを確保するために大量のEther(ステーク)をデポジットすることです。バリデータは、プルーフ・オブ・ステークによるコンセンサス・モデルに基づいてトランザクションの確認とブロックの提案を行います。ステーキングでは、ネットワークを最善にする動作により経済的なインセンティブを受けることができます。バリデータの責務を実行することで報酬を獲得できますが、実行できなかった場合は状況に応じた量のETHを失います。詳細はイーサリアムのステーキングをご覧ください。
STARK
STARKは、「scalable transparent argument of knowledge」の略で ゼロ知識証明の一種です。詳細はゼロ知識ロールアップをご覧ください。
スーパーマジョリティ
スーパーマジョリティは、イーサリアムの安全を確保するのにステーキングされている全Etherの3分の2(66%)を超える量を意味する用語です。スーパーマジョリティの投票は、ビーコンチェーンでブロックがファイナライズされるのに必要になります。
T
最終合計難易度(TTD)
合計難易度は、ブロックチェーンのある特定の位置までの全ブロックのEthashマイニング難易度の合計です。最終合計難易度は、合計難易度の特定の値で、実行クライアントのトリガーとして使われました。このトリガーにより、ネットワークのトランザクションを有効にするマイニングとブロックゴシップ機能をオフにして、ブルーフ・オブ・ステークに移行しました。現在のイーサリアムは、プルーフ・オブ・ステークに移行したのでもはや重要性はありません。
トランザクションフィー
イーサリアムネットワークを使う時に払わなければならない手数料です。例えば、ウォレットから資金を送金したり、トークンのスワップやコレクティブルの購入などのdappとのやり取りで発生します。サービス料と考えることもできます。この手数料は、ネットワークの混雑状況によって変わります。トランザクションを処理する役割のバリデータは、手数料の高いトランザクションを優先する可能性が高いため、混雑していると価格が上がります。
技術的には、トランザクションフィーは、トランザクションで必要になるガス代がいくらになるかに関連しています。
トランザクションフィーの削減は現在、強い関心の対象となっています。 詳細はレイヤー 2をご覧ください。
技術的には、トランザクションフィーは、トランザクションで必要になるガス代がいくらになるかに関連しています。
トランザクションフィーの削減は現在、強い関心の対象となっています。 詳細はレイヤー 2をご覧ください。
チューリング完了
イギリスの数学者兼コンピュータ科学者であるアラン・チューリングにちなんで名付けられた概念。データ操作規則のシステム(コンピュータの命令セット、プログラミング言語、セル・オートマトンなど)が、何らかのチューリング機械のシミュレーションに使用できる場合、「チューリング完了」または、「計算普遍」であると呼ばれます。
V
バリデータ
プルーフ・オブ・ステーク・システムにおけるノードは、ブロックチェーンへのデータの格納、トランザクションの処理、新しいブロックの追加の役割を担います。バリデータソフトウェアの有効化には、32ETHをステーキングする必要があります。詳細はイーサリアムのステーキングをご覧ください。
バリデータのライフサイクル
バリデータが存在できる一連の状態です。
- deposited: バリデータによってデポジットコントラクトに少なくとも32ETHがデポジットされている。
- pending: 既存のバリデータがネットワークへの投票をするのを、バリデータがアクティベーションキューで待っている。
- active: アテステーションおよびブロックの提案を実行中。
- slashing: 不正な動作によりスラッシングされている。
- exiting: バリデータがネットワークから自発的に退出もしくは排除されたためフラグが立てられている。
有効性証明
特定のレイヤー2ソリューションのセキュリティモデルで、スピードを速めるために、トランザクションをバッチにして1つのトランザクションとしてイーサリアムに送信します。トランザクションの計算は、オフチェーンで行われ、その有効性の証明がメインのチェーンへ提供されます。この方法により、セキュリティを維持しながらトランザクション量を増やすことができます。一部のロールアップでは、不正証明を使っています。詳細はゼロ知識ロールアップをご覧ください。
バリディアム
有効性証明を使用するオフチェーンソリューションで、トランザクションのスループットを向上することができます。ゼロ知識ロールアップと違い、Validiumではレイヤー1メインネットにデータを格納しません。詳細は、Validiumをご覧ください。
Vyper
Pythonのような構文を持つ高水準プログラミング言語です。純粋関数型言語に近づけることを意図しています。Vitalik Buterinにより作成されました。 詳細はVyperをご覧ください。
W
ウォレット
ウォレットは、デジタル通貨の保管、送金、受け取りを行うためのデジタルツールです。オンラインマネーの仮想的な財布のようなものです。詳細はイーサリアムウォレットをご覧ください。
Web3
Web3はブロックチェーンが一体となった新しいインターネットで、会社でなくユーザーが自分のデータをコントロールし、取引することができます。個人情報を伝える必要はありません。詳細は、web3をご覧ください。
Z
ゼロアドレス
全てがゼロで構成されたイーサリアムアドレスです。流通からトークンを削除するのに頻繁に使用されます。burn()メソッドを介してスマートコントラクトのインデックスから正式に削除されたトークンとゼロアドレスに送ったトークンは区別されます。
ゼロ知識証明
ゼロ知識証明とは、ある主張が真であることを、追加の情報を伝えることなく証明することができる暗号論的メソッドです。ゼロ知識証明の詳細をご覧ください。
ゼロ知識ロールアップ
トランザクションに有効性証明を使うロールアップです。これにより、メインネット(レイヤー1)によって提供されるセキュリティを使いながら、レイヤー2のトランザクションにおけるスループットを増やすことが出来ます。オプティミスティック・ロールアップのような複雑なトランザクションタイプを扱うことは出来ないものの、トランザクションの送信時に有効であることが証明されるため、遅延に関する問題がありません。 詳細はゼロ知識ロールアップをご覧ください。
Sources
Provided in part by Mastering Ethereum by Andreas M. Antonopoulos, Gavin Wood under CC-BY-SA
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