日本語LaTeXの一つであるupLaTeX + dvipdfmxで書籍原稿を作成するためのテンプレートです。
昨今のLaTeX事情を鑑みると、LuaTeX-ja - TeX Wiki のほうが良いのかもしれませんが、 凝ったことをしなければ将来の移行はそれほど難易度が高くないと考えています。
クラスファイルはjlreqを採用しました。
uplatex-jlreq-template/
├── .gitignore
├── LICENSE
├── Makefile
├── package.json
├── package-lock.json
├── prh-rules/
├── README.md
├── src/
│ ├── 00-preface.tex
│ ├── 01-overview.tex
│ ├── ⁝
│ ├── 81-apendix.tex
│ ├── 99-preface.tex
│ ├── .latexmkrc
│ ├── fig/
│ ├── main.tex
│ └── Makefile
└── .textlintrc.json
単にmake
するだけです(latexmk
を使っています)。
生成物を全て消すにはmake distclean
、.aux
など一時ファイルを消すだけならmake clean
です。
なお、一時ファイルは.tex_intermediates/
に保持されています。
文章校正にはtextlintと
prhというNode.js製ツールを使います。
表記揺れのライブラリとしてprh-rulesを参照しています。
修正候補を出すにはmake lint
とします。VScodeなどのエディターにも組み込めるはずです。
初回はnpm install
が必要かもしれません。
もしhyperref
パッケージを使うのであれば、
\backmatter
以降では\chapter
の代わりに\Chapter
をつかってください。
\newcommand{\Chapter}[1]{
\phantomsection
\addcontentsline{toc}{chapter}{#1}
\chapter*{#1}
}
これは\backmatter以降はhyperref packageによる章の参照が効かない · Issue #122 · abenori/jlreqのワークアラウンドです。
ただし、試験的に 3056c68 で修正を入れていただいており、 このversionのjlreqであればこのワークアラウンドは必要ありません。
本リポジトリではこの修正をいれたversionを使うことを想定し、
このワークアラウンドはmain.tex
からコメントアウトしました。